先日、東田川郡三川町にあります「丸喜製麺所」に見学に行ってきました。
「趣味の製麺」という本を出版している玉置さん (製麺機、回してる?) (メインサイト私的標本) が仕事の製麺を見るというので、私も付いて行った次第です。玉置さんと丸喜製麺所三代目は同窓生ということでした。
そうそう、その玉置さんが出版した「趣味の製麺 VOL1」「趣味の製麺 VOL2」只今絶賛発売中です! この本のデザイン素晴らしいでしょ? デザインはなんとあの禿生氏ですよ! 私も数ページ執筆しておりますので是非とも購入してくださいm(__)m
本題に戻ります。
見学と言っても詳細はわからず、一時間ぐらいの製麺所見学かな? と思っていましたが3時間以上になり、とてもためになる見学でした。丸喜製麺所さんご家族には感謝感謝です。
丸喜製麺所さんに到着すると、玉置家族はまだ到着しておらず、到着までその辺を散歩しました。裏手に出てみると赤い大きな橋がありました。
なんか見たことあるような橋だな・・・と考えていると、だんだん記憶が蘇ってきました。
大学時代、毎週のように通過していた道じゃん。20数年の時を越え、目の前に現れた思い出の道にボーっと追憶しておりますと玉置家族が到着しました。
早速工場見学と思いきや、茶の間に導かれお茶を飲みながら二代目社長、三代目若旦那直々に製麺所の歴史、販売網、製造品目等々の説明があり、試食などもせさていただきました。
ホントの製麺所で食べる中華そば。讃岐うどんもこういう形態が多いと聞きますね。ホッとする庄内魚だし系中華そばです。このまま中華そば屋さんもやればいいのに。
庄内名物麦きり。激ウマっす! 下の携帯と大きさを見比べると(笑)
その後、実際の製麺を見せていただけることに。今回は25kgの中華麺でした。
水回し。企業秘密でしょ?それ。とツッコミたくなる丁寧な説明をしていただきました(笑)
水の温度管理、ニーダーの回転数など、なるほどということばかり。我々素人製麺マンにとってはためになることばかりでした。
いよいよ麺帯作り。
オーソドックスにローラーにバラ掛けして・・・ですが、あれ? なんで生地を入れる所が2つに分かれてんだ?
と思ったら、ここで2つのローラーでバラ掛けし、もう一つ下にあるローラーで即1つの麺帯にするんですね。さすがプロの製麺機。乾麺を上手く作る為らしいです。
製麺をしたことがない人は「は? 何言ってんだこいつ?」と思われていると思うので説明いたします。
街中にある多くのラーメン屋の製麺機は1つのミキサーと1つのローラーだけしかありません。ミキサーで水回しした生地は一塊ではなく直径1cm程の小さい団子状になってます。これを直接ローラーに投入し伸ばし麺帯にします。これをバラ掛けといいます① この麺帯を半分の長さで分け、その2つになった麺帯を重なり合わせてもう一度ローラーに通し一枚の麺帯にします。これを複合麺帯といいます②
①と②の工程が一度に出来てしまうとはスゴイ! でしょ? ですよね?
え~と、出来上がった麺帯はすべすべ艶々です。
麺帯を休ませ、圧延して切刃に通します。
はい出来上がり! 寝かせた麺帯から麺ができるまでは本当にあっという間です。この麺帯から麺になる所がなんとも言えず楽しくワクワクしますね。
出来たての麺。このまま食べてもイキイキしていて美味しいよ!
プロの製麺、初めて拝見させていただきました。僕達アマチュア製麺家としては勉強になることが多く、製麺の階段をだいぶ登ったような気がします。
丸喜製麺所さん、大量生産でイケイケーな製麺所ではありませんが、地域に愛され密着し伝統的商品をコツコツ手作りしている感じがほのぼのして心温まる製麺所さんでした。乾麺も数種類販売しておりまして、中でも多加水で作る乾麺は伸びにくくひっぱりうどんに最適でした。皆さんも機会があれば是非購入して食してみてくださいね。通信販売もしています!
帰り道、加茂の港にて。綺麗な夕焼けでした。
重ねてになりますが「趣味の製麺VOL1 VOL2」は上山市ビッグバンにて販売中です!
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