米沢の温泉郷「白布温泉」にある、民宿白布屋に行きましたので、レポートいたします。
場所はこちら→ここ。
数ヶ月前にネットで検索して見つけた民宿です。検索キーワードは「民宿 口コミ 安い」こんな感じだったと思います。その時予約しようとしたのですが、満室とのことでダメでした。
・・・断られるとなおの事、行ってみたくなる物です。
数ヶ月たった今回、恐る恐る予約の電話を掛けてみました。すると今回は予約がすんなり出来ました。というか、着いてみると、実質お客は僕たちだけでした・・・ちょうど紅葉の季節とスキーシーズンの季節の境目だったわけです。近くの天元台スキー場は今日がスキー場開きだったようです。
白布屋の駐車場の雪が、早くも凄い事になっていました。オイオイ
白布屋のオーナーに導かれ民宿の中に入ると「焼き肉屋」の臭いが強烈に迫ってきました。ある程度予想はしていましたが、想定外のかほりです。何故予想していたかというと、この民宿白布屋さんの売りは、夕食に米沢牛の焼き肉が出ることなのです。この凄まじい残臭を嗅ぎ、本日の夕食は間違いなくこってり焼肉。と確信しました。
まるで昭和初期の親戚の家に来たみたいな雰囲気です(?)
辺りを見回すと「食堂兼店主の居間」、にある各テーブルには、直火焼き肉プレートが乗っかっています。直火焼きですから、肉を置いた途端油煙が凄まじ勢いでモウモウと立ち上るのは間違いないです。しかし、排煙設備は部屋の角にある普通の換気扇がひとつ? 部屋中が焼肉から立ち上る油でほんのりコーティングされているように光り輝いています。こってりとした焼肉の匂いもここから立ち上っているのですね・・・
昔、自分の部屋で焼肉をしてしまい、1ヶ月程焼肉の匂いが取れなかったのを思い出しました。
僕達が泊まる部屋は一号室でした。入口に綺麗なステンドグラスが置いてあり、しつこい焼肉臭と綺麗なステンドグラスとの関係はどう繋げたらよいのか? しばし考えさせられます。
部屋は広く、八畳の和風部屋でソファーベッドもあります。テレビもあります。焼肉の残臭は全くしません。快適です。
外の眺めは目の前が山で、紅葉の季節はさぞかし綺麗だった事でしょう。が今は雪景色で殺風景です。雪が降り、枯れ枝に細々と雪が積もる景色は綺麗ですが、ドシッと積もった雪景色はモノクロの世界で変化に乏しい・・・
部屋に荷物を置いたら、まずは浴衣に着替え、タオルを肩にパシッと廻しひとっ風呂! といきたいところなのです。が、残念~! 民宿 白布屋に温泉はありません。しかしながら近くの不動閣のだだっ広いオリンピック風呂が割引料金で利用できます。オリンピック風呂は細長い25mプールのような出で立ちで、素晴らしい温泉です。「泳げ! 泳げよ。泳ぎたいだろ~、遠慮すんな!」と温泉から言われているようです。んじゃ、お言葉に甘えまして・・・ッて、子供じゃないんだから僕は泳いでませんけど~。
此所の源泉は熱く、67℃ぐらいあるんだそうです。井戸水で温度調整をしているらしいのです。この時もかなり熱かったのですが、僕は熱い風呂が好きなのでウェルカムウェルカム。・・・しかし、他のお客がサッとシャワーを浴びて、湯船にドブンと活きよいよく浸かった途端『アジャジャジャー!!』と湯船から飛び出したのには笑いました。
二回目からの入浴料金は五百円なのが痛いところですが、白布屋の料金が一泊二食付きで6800円なのを考えれば致し方ないところでしょう。(ちなみに今の季節に浴衣だけでの外出は自殺行為です。長袖Tシャツにジャンバーは必需品です)
白布屋はチェックインとチェックアウトがかなりアバウトです。そもそも、このお宿にチェックインという言葉がどうもしっくり来ないのですが、強いて言えば・・・ピットイン・ピットアウト? いや・・・お着き・お帰りかな?
まあ、それはそうと、チェックインを℡で確認した時は「午後からならいつでも良いよ~」との事だったので、早めに宿に着いたわけですが、温泉に入る事以外何もやる事がないわけです。スキー客でもないし、登山客でもないし、釣り人でもないし、白ザル撮りに来たカメラマンでもないし。
で、いきなりですが、ステンドグラス作りをする事になりました!! 時間はたっぷりあります。
お店の中には至る所にステンドグラスがあります。
ガラスを切る→ガラスを磨く→ガラスに銅テープを念入りに貼る→半田づけする→仕上げ。
とこれだけの行程がガラス一枚一枚に付きまとうのです。ステンドグラスが高い理由がわかりました。手間が半端でなくかかるのですね。
こうやって割れば良いんだよ~簡単だろ。って白布屋のご主人。すでにビール呑んでいましたね。
ガラスを切り出した様子。ここまで1時間30分ぐらいかかってます・・・
ここからの作業は翌日に持ち越し! 疲れた!
妻が作っているのはスタンド電灯。ちょっと無謀じゃないの?
作っているのか、壊しているのかわからない感じ。
完成~。所要時間累計約5時間・・・ 妻のスタンド。
ぼくのミニスタンド
さて、肝心の夕食をサクッと紹介いたします。品数も多く健康的。
因みにPM5:30からの夕食です。
こたつは掘りごたつです。快適ですね、掘りごたつ。
食堂の周りには、ステンドグラスで出来た電灯がずらり。
米沢牛の登場。 霜降りで一枚一枚が大きいのです。それが山になっています。
写真では伝わらないのが残念・・・
一枚一枚が本当に大きい。そして、厚みがあります。
ギュ~と焼きます。次々に焼きます!
ビールを呑んで焼き肉喰って、常連さんから日本酒頂いて(勝手に頂きすいません。ごちそうさまです!)ワイン呑んで・・・そのまま沈没したのがPM9:00頃・・・ 普通なら温泉にもう一回入って、となるところですが、残念ながら隣の旅館まで歩いていく気力が無く断念。温泉がないとこういう時不便なのですよね。うーん。
朝起きてからは、朝食(これも旨い朝飯でした!!)の後、上記ステンドグラスの残りの行程を。
白布屋のご主人は朝からビール呑んでましたな。朝飯前に「ブシュッ」ってビール缶を開ける音が聞こえましたぞ! ご主人曰く「燃料、燃料。ワハハ」
ご主人(白布屋の運営はご主人が全部一人でやっている。40人泊まった時でも1人でヤル! そうです。)からコタツに入って色々色々と話を聞き、「うーんご主人スゴイ」を20回ぐらい言って、12:00過ぎにチェックアウトしました。
帰りに東屋で日帰り温泉を頂き(500円)、雪の降る中の露天風呂を満喫。まるで温泉紹介のテレビみたいだなぁ~と満足℃100%!
いつも一泊一人一万円以内。を合い言葉に低料金の宿を探している僕たちですが、低料金の宿は個性的な民宿が多いと感じます。今回宿泊した民宿白布屋さんも、かなり個性的な民宿でした。人柄がモロに出ているお宿です。その店主の人柄を慕ってか、夏はバイクのツーリング客が多く集まるようですね。
新緑の季節にまた訪れてみたい民宿です。
オラの家族は、全員人付き合いが苦手なので、普通に安い旅館に行くことが多いですが、こういうところにも行ってみたいなあと思います。
自作のステンドガラス、すげー!
ペンションみたいな感じなのかも知れませんね。ペンション泊まった事無いけど・・・
僕も知っての通りで、初対面ではあまり喋ったりしないし、したくないしだからなんなんですけどね。
ステンドグラスは時間が掛かりすぎるよ!途中で集中力切れます。そう言えば鷹ノ巣ラーメン旨そうでしたね(笑)
>にゃんこさま
どうもー。
いやー、しばれました。畳の下からシンシンと寒くて。
にゃんこ先生も忙しくなくなったら、是非お出かけください~
もう少し娘が大きくなったらこういう所もイイかなと思うのですが、民宿やペンションは、まだ五月蝿くて難しいな~。
酔っ払ってから外に風呂入りに行くのは、bdさんも私もかなり危険だと思います。
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