2008Oct/29 中華そば 角さん

上山市の街中から一本裏へ入った小径にある「角さん」へ行きました。

時間はPM1:20。昼時に昼飯を食いそびれた営業マンがウロウロし始める時間です。

僕は、何食わぬ顔で上山市のメインストリートにある山形信用金庫上山支店の駐車場へ車を止め、角さんまでの20m程を歩きます。


カラカラ～。

店内に僕が入った瞬間、真ん中のテーブルに座り、中華そばを食べながらテレビを見ている中年男性が鋭く振り向きました。そして同時に「ぺこッ。」と僕に会釈をしました。

「あ・・・・、いいですか??　大丈夫ですか?」

誰もお客さんがいない店内で一人寂しく自分が作った中華そばをすすっている店主。というシチュエーションを僕は一瞬で見抜きました。　それほどまでに店主の会釈は堂に入ったモノだったのです。

どう見ても食べ始めたばかりの中華そばを抱えつつ、厨房に避難する店主。
どうしてこんなに間が悪いのだろう。と入口で突っ立ったままの僕。

「大丈夫です。いらっしゃいませ!」と優しい言葉にホッとしつつ、チャーシュー麺を注文しました。

厨房でチャーシュー麺を調理しつつ、店主が控えめにすする中華そばの音。。何とももの悲しいというか、いたたまれないモノです・・・

角さんのチャーシュー麺。650円


チャーシューは豚モモ?　やわらかく味わい深い。スープはラードの味わい。見た目はあっさりか?と思いきや、そんな事はなかった。これは昔ながらの中華そばに間違いない。　旨いよ～!

チャーシュー麺を食べながら僕は、天童の夜の風物詩だった「千夜一夜ラーメン」を思い出していた・・・