天童市から仙台市に抜ける国道48号線沿いにありますドライブイン「アメヤ」
その片隅に、24時間の自動販売機コーナーがあります。
そこには何とも懐かしいそばの自動販売機が稼働しているのでございます。
ブログなどで全国的にも有名(?)になりましたのですが、何故このようなレトロな蕎麦の自動販売機が有名になったか??
僕はわかるような気がします。
昔、長距離トラックドライバーさん達など深夜に車で移動する人達はコンビニもなく、腹が減ったら深夜営業をしているドライブインや自動販売機コーナーに駆け込むしかなかったのです。
僕も18年程前、盛岡市で深夜に終わるバイトをしていて、朝にかけて山形に帰ってきたり、秋田に戻ったりとしていた時があったのですが、その際利用した深夜営業のドライブインや自動販売機コーナーには哀愁を感じさせる何かがあり、今でも夜中にフト起きた時に思い出したりすると何とも言えない悲哀を感じたりします。
歌うヘッドライトを聞きながら走った4号線、46号線、7号線、112号線。そんな街道沿いで集魚灯のように明かりをつけているのは、大抵深夜営業の寂れた街道ドライブインだったのです。
店内に入ると、弁当箱ぐらいあるオイルジッポーが景品のゲームコーナー、やる気のない天麩羅そばを出す小さいカウンター、手で握ってあるオニギリが置かれている冷蔵コーナー・・・
夏なのに冷めた気怠い雰囲気が店の中には漂っており、眠たそうに目を擦りながら新聞を呼んでいるおっちゃん、ルートを確認しながら蕎麦をすするトラッカー。みんな寝ている時間に活動をしているという何となくちぐはぐなで人生の裏の時間のような悲哀な感覚は、言葉では言い表せないのですが、心に浸みてくる物があったのです。
僕と同じ様な悲哀的思い出を持っている方が中年のおじさんを中心として結構いると思うのです。そういった人達が人生の分岐点を折り返し、ふと追憶し、その当時お世話になった自動販売機などに郷愁を感じるようになる・・そんな訳で今、街道の深夜営業ドライブインの自動販売機が注目されるようになったのではないかと思うのです。
この街道深夜営業ドライブイン懐古総論は今後も考えていきたいテーマですが、興味を持っている人は日本総人口の0.1%ぐらいしかいないような気がします。
この辺で、総人口の70%ぐらいの人が興味を持っている蕎麦の実食に移りたいと思います。
赤や黄色の色鮮やかな大型カラーパネルが本体左側にはめ込まれているタイプの蕎麦自動販売機は、今でも大型ドライブインなどで多く見受けられますが、お金を入れてから27秒で完成するこのタイプの自販機は最近とんと見たことありません。
お金はゆっくり入れないと詰まりや誤読の原因になります。気をつけましょう。
300円入れ終わった後、何の音もしないので不安になりますが、脇の小窓がオレンジに光り出します。
オレンジ色の光はだんだんと下に下ってきます。
最後の1個はブルーに光ります。何故でしょうか?
ちょっと考えてみましたが、たいした意味はないと思います。
ステンレスのフタを押し分けて裏から蕎麦が登場します。この時天麩羅のボリュームがあり過ぎると天井にくっつくのですが、ま、細かい事を行っても仕方ないでしょう。
ジャーン! 蕎麦が固まっているように見えますが・・・
割り箸は隣の入れ物に入っていますので、落ち着いて取り出します。フタに手を挟まないようにしましょう。
「蕎麦が固まっている。」などと言わず、27秒の限られた時間の中で蕎麦を1回湯切りしている事に敬意を表しましょう。
前よりも蕎麦が白くなっているような気がします。腰もなくなっているような気もします。が、店の人が茹ですぎたまま自販機にセットしたという事も考えられますので、誤差と見るべきでしょうか?
出汁はなかなか美味しいのです。日によって濃いめの時と薄目の時があるような気がしますが、基本、美味しいです。
すぐ脇が国道48号関山街道です。ここでは深夜トラックの運ちゃんによって何千杯という蕎麦が消費されたに違いありません。
繰り返しになりますが、このタイプの自動販売機を山形県内で見る事はなくなりました。しかし、僕が小学生~中学校の頃は3台の蕎麦自動販売機を確認していましたの発表いたします。
1台目は神町駐屯地内。駐屯地祭りの時などに食べました。昭和55~59年当時で50円から100円だったと思います。場所は消防車が置いてあった車庫の近く。数台の自販機の中の一台がこれでした。恐らく深夜に腹が減った隊員達の最後の手段に置いてあったのでしょう。
2台目は天童市役所近くの自販機コーナー。JAてんどうの北側の通りにありました。高校の時も食べた記憶がありますが、いつの間にかなくなりました。昭和62年ぐらいで150円だったと思います。ここで食べた人は結構多いと思います。
3台目は天童市グリーンガーデン前の駐車場。(こんな名前だったような気がしますが忘れました。プール・テニスコート・ゴルフ打ちっ放しがあったところです。)バイパスに向かって自販機が置かれていて、父と山形にドライブに行く時食べさせてもらっていました。一番記憶が曖昧ですが昭和49年~55年ぐらいだったと思います。丼が黄色いプラスチックで持ってきて再利用していました。探すと今でも家のどこかにあるかも知れません。
このほか、御存知の方は是非コメント欄から教えてください。実働してる物があれば是非行ってみたいと思います!
アメヤのそば自動販売機はもう30年は稼働していると思うのですが、これからも、実用の方・懐古目的の方・グルメな方の為に頑張って壊れずに生きながらえて欲しいです。
その片隅に、24時間の自動販売機コーナーがあります。
そこには何とも懐かしいそばの自動販売機が稼働しているのでございます。
ブログなどで全国的にも有名(?)になりましたのですが、何故このようなレトロな蕎麦の自動販売機が有名になったか??
僕はわかるような気がします。
昔、長距離トラックドライバーさん達など深夜に車で移動する人達はコンビニもなく、腹が減ったら深夜営業をしているドライブインや自動販売機コーナーに駆け込むしかなかったのです。
僕も18年程前、盛岡市で深夜に終わるバイトをしていて、朝にかけて山形に帰ってきたり、秋田に戻ったりとしていた時があったのですが、その際利用した深夜営業のドライブインや自動販売機コーナーには哀愁を感じさせる何かがあり、今でも夜中にフト起きた時に思い出したりすると何とも言えない悲哀を感じたりします。
歌うヘッドライトを聞きながら走った4号線、46号線、7号線、112号線。そんな街道沿いで集魚灯のように明かりをつけているのは、大抵深夜営業の寂れた街道ドライブインだったのです。
店内に入ると、弁当箱ぐらいあるオイルジッポーが景品のゲームコーナー、やる気のない天麩羅そばを出す小さいカウンター、手で握ってあるオニギリが置かれている冷蔵コーナー・・・
夏なのに冷めた気怠い雰囲気が店の中には漂っており、眠たそうに目を擦りながら新聞を呼んでいるおっちゃん、ルートを確認しながら蕎麦をすするトラッカー。みんな寝ている時間に活動をしているという何となくちぐはぐなで人生の裏の時間のような悲哀な感覚は、言葉では言い表せないのですが、心に浸みてくる物があったのです。
僕と同じ様な悲哀的思い出を持っている方が中年のおじさんを中心として結構いると思うのです。そういった人達が人生の分岐点を折り返し、ふと追憶し、その当時お世話になった自動販売機などに郷愁を感じるようになる・・そんな訳で今、街道の深夜営業ドライブインの自動販売機が注目されるようになったのではないかと思うのです。
この街道深夜営業ドライブイン懐古総論は今後も考えていきたいテーマですが、興味を持っている人は日本総人口の0.1%ぐらいしかいないような気がします。
この辺で、総人口の70%ぐらいの人が興味を持っている蕎麦の実食に移りたいと思います。
赤や黄色の色鮮やかな大型カラーパネルが本体左側にはめ込まれているタイプの蕎麦自動販売機は、今でも大型ドライブインなどで多く見受けられますが、お金を入れてから27秒で完成するこのタイプの自販機は最近とんと見たことありません。
お金はゆっくり入れないと詰まりや誤読の原因になります。気をつけましょう。
300円入れ終わった後、何の音もしないので不安になりますが、脇の小窓がオレンジに光り出します。
オレンジ色の光はだんだんと下に下ってきます。
最後の1個はブルーに光ります。何故でしょうか?
ちょっと考えてみましたが、たいした意味はないと思います。
ステンレスのフタを押し分けて裏から蕎麦が登場します。この時天麩羅のボリュームがあり過ぎると天井にくっつくのですが、ま、細かい事を行っても仕方ないでしょう。
ジャーン! 蕎麦が固まっているように見えますが・・・
割り箸は隣の入れ物に入っていますので、落ち着いて取り出します。フタに手を挟まないようにしましょう。
「蕎麦が固まっている。」などと言わず、27秒の限られた時間の中で蕎麦を1回湯切りしている事に敬意を表しましょう。
前よりも蕎麦が白くなっているような気がします。腰もなくなっているような気もします。が、店の人が茹ですぎたまま自販機にセットしたという事も考えられますので、誤差と見るべきでしょうか?
出汁はなかなか美味しいのです。日によって濃いめの時と薄目の時があるような気がしますが、基本、美味しいです。
すぐ脇が国道48号関山街道です。ここでは深夜トラックの運ちゃんによって何千杯という蕎麦が消費されたに違いありません。
繰り返しになりますが、このタイプの自動販売機を山形県内で見る事はなくなりました。しかし、僕が小学生~中学校の頃は3台の蕎麦自動販売機を確認していましたの発表いたします。
1台目は神町駐屯地内。駐屯地祭りの時などに食べました。昭和55~59年当時で50円から100円だったと思います。場所は消防車が置いてあった車庫の近く。数台の自販機の中の一台がこれでした。恐らく深夜に腹が減った隊員達の最後の手段に置いてあったのでしょう。
2台目は天童市役所近くの自販機コーナー。JAてんどうの北側の通りにありました。高校の時も食べた記憶がありますが、いつの間にかなくなりました。昭和62年ぐらいで150円だったと思います。ここで食べた人は結構多いと思います。
3台目は天童市グリーンガーデン前の駐車場。(こんな名前だったような気がしますが忘れました。プール・テニスコート・ゴルフ打ちっ放しがあったところです。)バイパスに向かって自販機が置かれていて、父と山形にドライブに行く時食べさせてもらっていました。一番記憶が曖昧ですが昭和49年~55年ぐらいだったと思います。丼が黄色いプラスチックで持ってきて再利用していました。探すと今でも家のどこかにあるかも知れません。
このほか、御存知の方は是非コメント欄から教えてください。実働してる物があれば是非行ってみたいと思います!
アメヤのそば自動販売機はもう30年は稼働していると思うのですが、これからも、実用の方・懐古目的の方・グルメな方の為に頑張って壊れずに生きながらえて欲しいです。
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この記事へコメント
マジックで書かれた「300円」。本当は幾らだったんでしょうかね。
私が覚えてる限りでは、180円くらいまでかな。
昔はバイパス沿いに無人のお店が結構有りましたよね。ハンバーガーや、カップスターの自販が置いてあったり、隣にエ○本の・・・。
懐かしいな~。買ったな~、えろえろと。
私が覚えてる限りでは、180円くらいまでかな。
昔はバイパス沿いに無人のお店が結構有りましたよね。ハンバーガーや、カップスターの自販が置いてあったり、隣にエ○本の・・・。
懐かしいな~。買ったな~、えろえろと。
最初はいくらだったのか興味あります。
180円というとかなり前になるような気が・・・
ベッチョり水分たっぷりのハンバーガー、ありましたね! カップスター・・・醤油と味噌がありましたね!
なんかが反射して見づらい自販機がありましたが、アレがもしかしてアレなんですか? とかカワイ子ぶってもダメですね。あの時代は風呂でも読めるといわれた(ビニール)本とか味わい深いモノがありましたよね!
180円というとかなり前になるような気が・・・
ベッチョり水分たっぷりのハンバーガー、ありましたね! カップスター・・・醤油と味噌がありましたね!
なんかが反射して見づらい自販機がありましたが、アレがもしかしてアレなんですか? とかカワイ子ぶってもダメですね。あの時代は風呂でも読めるといわれた(ビニール)本とか味わい深いモノがありましたよね!
どうも~
実は、ここの店主が蕎麦を自販機にセット(補充作業)するのに出くわした事があり、ちょっと話をしました。2台持ってたのだけれどココの1台のため部品交換用として営業してないのこと、でもそろそろヤバイとのこと、2杯食うと通常の大盛の量になるとのこと、今度飲んだ時にでも話しましょう~(笑)。
実は、ここの店主が蕎麦を自販機にセット(補充作業)するのに出くわした事があり、ちょっと話をしました。2台持ってたのだけれどココの1台のため部品交換用として営業してないのこと、でもそろそろヤバイとのこと、2杯食うと通常の大盛の量になるとのこと、今度飲んだ時にでも話しましょう~(笑)。
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男性
職業:
自由職
趣味:
撮影
自己紹介:
仕事中以外は引きこもりがち。
30過ぎても夜9時就寝希望。
おいしいモノを食べ歩くのが楽しみ。
30過ぎても夜9時就寝希望。
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